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 トライボロジー
 
 摩擦と潤滑とベアリングに関する科学と技術は、今世界中でトライボロジー
 
 (TRIBOLOGY)と呼ばれています。
 
 2006年トライボロジーと言う用語とコンセプトが生まれた1966年から数え
 
 て40年目になります。しかし摩擦の技術には、人類誕生のきっかけを創って
 
 以来という長い積み重ねがありますので、トライボロジーには数百万年の歴
 
 史があります。
 
 そして私たちは、ちょうど空気と同じように摩擦からも大きな恩恵を受けなが
 
 らその有り難さを全く意識しません。その理由は、摩擦も目に見えないため
 
 です。しかし何か問題が起こった時には、摩擦が私たちの暮らしと社会に大
 
 きな影響を及ぼしている事を知らされ、摩擦の技術から大きな恩恵を受けて
 
 います。
 
 例えば、自動車の低燃費や静粛性や無故障、家電の低雑音や長寿命、携帯
 
 機器の低摩擦化による長い電池寿命、パソコンの記憶容量の増大、人工の
 
 関節や寸秒を競う競技用具などには、最先端のトライボロジー技術が目に
 
 見えない状態で、活躍しています。
 
 
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            |  | イギリス | 日本 |  
            | T.保全費・部品費の節減 | 230 |  |  
            | U.耐用年数の延長による設備投資の節減 | 100 | 5500 |  
            | V.破損による波及効果の節減 | 115 | 3800 |  
            | W.労働力の節減 | 10 | 1200 |  
            | X.稼働率、機械効率の向上による設備投資の節減 | 22 | 1100 |  
            | Y.摩擦現象によるエネルギ消費の節減 | 28 | 700 |  
            | Z.潤滑油経費の節減 | 10 | 100 |  
            | 合 計 | 515百万ポンド | 19900億円 |  |